[IT][基礎知識]ノイマン型コンピュータ
はじめに
今日はノイマン型コンピュータの基本的な仕組みについて学びました。
コンピュータ(computer)とは
- 広義には計算機、狭義には計算開始後人手を介さず計算終了まで動作する機械
- つまり計算する道具
- 世界初のコンピュータ…ABC(1949)
- 当時は真空管の配列が計算内容をそのまま反映したものであり、計算ごとに配線をやり直していた
- 初のノイマン型コンピュータEDSAC(1949)
ノイマン型コンピュータ
ハードウェアから独立したプログラムを、データとして記憶装置(メモリ)に格納し、順番に読み込み、実行する方式のコンピュータ。
現在のコンピュータのほとんどがノイマン型です。
そのため、ノイマン型コンピュータの原理を知ることがプログラムの基礎の理解につながります。
概要
- ジョン・フォン・ノイマンが提案
- 「プログラム」をハードウェアから独立
- 汎用のハードウェアでプログラムを実行させる方式
- ソフトウェア(プログラム)の概念の誕生
原理
- 基本的に単純な命令を順番に実行する機械にすぎない
- 命令とデータそれ自体に区別はなく、形式はいずれもビット列
- プログラムはCPU内部で、制御装置がメモリ上の命令をひとつづつ読みだして実行する
- プログラムカウンタが指される語が命令
- 演算命令の番地部として指された語がデータ
- 命令の取り出しが電子的に行われるため高速
- プログラムをデータと同じように加工できる
なお、近年は動作周波数の頭打ちやビッグデータの需要により、大量のデータを扱う分野(FPGAベンダー、データセンター、金融機関など)で、非ノイマン型コンピュータのあり方が模索されています。
情報の単位・2進数
- 0:オフ(通電していない)
- 1:オン(通電している)
パソコンの電源キーのデザインは0と1を組み合わせたもの。
ビットとバイト
- 1ビット:0か1の情報、2通り
- 1バイト(8ビット):文字コードを割り当てできる、256通り
バイトの持つ情報単位の概念として、ブラウン管のTV。
Red,Green,Blueviloletの、2の3乗の色数を合成して表示する。
文字コード
- 英数字や記号は1バイト(8bit)
- ひらがな・カタカナ漢字は2バイト(16bit)
単位
- 1B(Byte):8bit
- 1KB:1024B
- 1MB:1024KB
- 1GB:1024MB
- 1TB:1024GB
ハードウェア
- 制御装置:プログラムを解読、各装置に命令を出す
- 演算装置:命令に従って計算や処理を行う、制御装置と合わせて「CPU」
- 記憶装置:プログラムやデータを記憶、保存。主記憶装置と外部記憶装置に別れる
- 入力装置:データを取り込みメインメモリに渡す。キーボードやマウス
- 出力装置:メインメモリのデータを出力。ディスプレイやプリンタ
CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)
「制御」「演算」の機能を持つ
- ビット数:CPUが一度に処理できる情報量
- クロック周波数:コンピュータ内部でデータを処理するために同期を取るテンポ、演算スピードの目安
- マイクロプロセッサー:ひとつのチップで構成されるCPUのこと
メモリー
プログラムや処理に必要なデータを記憶する装置
ROM…Read Only Memory
読み出し専用。パソコンを動作させるプログラムやデータを保存、これによりパソコンが起動する。電源が切られても消えないデータ。
RAM…Rondom Access Memory
読み出しと書き込みが可能。揮発性の、電源が切ったらなくなる一時的なデータ。
使用箇所はばらばらに使われる→大きい空き場所から使われる。
再起動するとメモリのデフラグメンテーションが行われる。
外部記憶装置
- 電源を切っても記憶内容を保存
- プログラム、処理に必要なデータを記憶する装置
- ハードディスクとリムーバブルメディアがある
パーソナルコンピュータ
a personal computer:個人使用が想定されたコンピュータの総称。アラン・ケイにより提唱。(ダイナブック構想)